住宅!新築?リフォーム?

きれいなお家に住みたい

住まいに求められること

Posted by みなこ On 12月 - 8 - 2021 住まいに求められること はコメントを受け付けていません Subscribe here

 「夏は涼しく、冬は暖かい」ということは、家造りを行う上で誰もが実現させたい基本事項と言えます。

冷暖房に頼ることなくエコな暮らしを求める人が多いのです。このように快適な暮らしを得るためには、気温・湿度・風・放射熱という4つの要素を上手にコントロールすることが大切なのです。人が快適だと感じる気温は20~25℃、湿度は40~60%の間です。これに心地よい風、物が発する熱エネルギーである放射熱という要素が結びついた体感温度が快適さを決めるポイントとなります。体感温度を快適に保つ方法はさまざまです。風の通り抜けやすい間取りにすることで夏を涼しくすることができます。

家の中に寒さを入れず熱を逃さないための技術である気密や断熱にこだわることで冬の暖かさを実現していくことができます。中でも断熱には、構造部分を断熱材でくるむ外張り断熱と、壁の中に断熱材を詰める充填断熱があり、施工方法もさまざまです。そして、断熱材においても種類が多数あるため、適した施工方法と適した断熱材を取り入れる必要があるのです。外気温に影響されることのない住まいにするには、窓の日射遮蔽性や断熱性も非常に重要となります。冬の暖房時の熱が流出する割合は、屋根5%、床7%、換気・外壁15%、窓58%です。夏の冷房時に熱が入る割合は、床3%、換気6%、外壁7%、屋根11%、窓73%です。この数字を見ても窓の重要性は一目瞭然です。そこで断熱性の高い断熱サッシを用いて、複層ガラスにする家庭が増えています。そうすることで外気温に左右されることのない住まいとなりますし、冷暖房効率も高められるのです。

これらに注目し、夏は涼しく、冬は暖かい住まいを手に入れましょう。

外張り断熱

Posted by みなこ On 8月 - 20 - 2014 外張り断熱 はコメントを受け付けていません Subscribe here

住まいというのは、長い年月の間、厳しい自然環境に曝されます。
新築当初は、どんなに完ぺきな住まいを作ったとしても、長い時間経過や厳しい自然環境や建材の劣化などにより、住まいにも多くの
不都合が生じてしまいます。例えば、地震や長雨です。最近は、比較的大きな地震が割合多く起こるようになってきました。外張り断
熱を採用した場合、その大きな揺れにより、断熱材が落ちてしまうことがあります。外張り断熱は、住まいの壁の外側を断熱材で隙間
なく、包み込むことで、断熱の効果が最大限に発揮されますし、構造としての壁を守ることができます。その断熱材や外装材が落ちて
しまうと、断熱の効果が激減するだけでなく、外側の断熱材と壁の間に雨水や湿気が侵入してしまいます。

私の友人が住まいを新築する時、外張り断熱を採用しましたが、外側に設置する断熱材と外装材が地震などでずれてしまわないかと
心配になりました。通常、釘で固定していますので、断熱材、外装材の材質や厚さについては、ある程度の制限があります。しかし、
最近は、断熱材、外装材を固定する専用の支持具材が出ているそうです。お陰で、厚みのあるサイディングやレンガやタイルなどの重
みのある外装材でも、大丈夫になりましたし、断熱材の厚みにも制限が無くなりました。釘のように点でなく、広い面で支えるので、
断熱材や外装材がずり落ちることを防ぐことができます。

先日、震度5弱の地震が起き、点検してもらいましたが、大丈夫でした。近所では、外装のサイディングが落ちてしまって、修理にまとまった修繕費用が必要になったそうです。また、サイディングが落ちるまでには至らなくても、断熱材がずれていたのに気付かず、そこに結露が生じて、壁までカビが発生して、深刻な問題になることもあるそうです。住まいは長い年月住むものですから、構造に関わることは大切なことです。