ワンルームのような一体感のあるLDKの延長線上に小上がりスタイルの和室を設けました。
今までは玄関近くに独立型の和室が設けられることが多かったですが、最近では我が家のようにリビング延長側の和室が増えています。
和室の建具を開け放つことでリビングとの一体感が高まり、より広さや開放感が得られます。和室をリビングの延長として多目的に普段使いしやすい空間として活躍してくれます。子ども達が遊んだり、昼寝をしたり、ママが洗濯物をたたんだりとさまざまなシーンで活躍してくれます。子どもが利用していてもキッチンで家事をしている私からしっかりと目が行き届くため安心ですし、顔を合わせてコミュニケーションをとることもできます。この和室に高さを設けて小上がりにすることで、洋風LDKと畳の和室という異なるテイストの空間が隣接しても互いの空間に違和感を与えません。建具で仕切らなくても空間に立体感が生まれることで、メリハリの役目を果たしてくれます。
数センチほどの中途半端な段差にするのではなく、腰掛にちょうどいい高さにしました。そうすることで和室をベンチ代わりとして活用でき、家事の合間にちょっと腰を下ろして休憩することができます。リビングのソファで座ってくつろいでいる人と同じ目線の高さとなり同じ空間と時間を共有している一体感がしっかりと得られるのです。畳の下に生まれるデッドスペースは引き出し収納として有効活用させることができますし、和室の中央を掘り込み、冬は掘りコタツとして利用することもできるのです。
暮らしに合った和の空間造りを行うようにしましょう。