無垢材フローリング
今までは合板フローリングが敷きつめられた住まいで生活していました。しかし、新居には無垢材フローリングを取り入れました。木が与えてくれるぬくもりや木目の美しさ、そして肌触りは合板フローリングと無垢材フローリングとでは全く異なります。無垢の木だからこその安らぎや暖かさを与えてくれ、一年を通して裸足での暮らしを楽しむことができるのです。
素足で触れた時の身体の衝撃を適度に吸収してくれる踏み心地に安心感さえ得られます。無垢の木には、成長していく過程で根から水分や養分を吸い上げ蓄えるために無数の導管があります。乾燥した木材にはその導管が空気層の役割を果たし、空気中の余分な湿度を吸収したり、過度な乾燥した状態においては湿度を放出するという天然の湿度調整機能が備わっているのです。だからこそ住んでいるだけでその空間から心地よさを実感することができるのです。
この空気層があることにより音を吸収する効果があるとも言われており、木の厚さに比例してその効果も高いのです。また、経年変化を楽しむことができるという魅力もあります。無垢の木に含まれる油分が表面を包み少しずつ木目に艶を与え、長い時を経て、熟成された深い味わいを与えてくれるのです。合板フローリングだとこのような変化を感じることができないだけでなく、物を落とした時についたキズが目立ってしまうのです。
無垢材フローリングであれば、キズがついても経年変化によってそれを味わい深さへと変えてくれます。合板フローリングと無垢材フローリングでは、無垢材フローリングの方が少々割高な素材にはなってしまうのですが、その分得られる魅力も多いだけに、予算に合わせて上手に素材選びを行うことが大切なのです。