自分にとっての物の適量とは何でしょう。趣味や職業や年齢によって必要な物の量は違いますが、快適に暮らせる数量が適量と言えるのではないでしょうか。現在の生活にとって必要な物があることが、快適な生活なのです。持っていることや買ったことさえ忘れているようなものがいくらあっても、管理が大変なだけで、快適とはいえません。
エリア別に収納量を決めていきましょう。
洗面所にはタオル、洗面用具、化粧品、洗剤、洗濯物などたくさんの物が詰まっていて、毎日使っている物ばかりです。例えばバスタオルは、家族の人数に同数の予備があれば充分です。使い始めが異なると、消耗度に差があり、買い替えも難しくなるので、一気に買い換えると良いでしょう。また、バスタオルを使い始めたのは最近のことで、以前は手ぬぐいひとつで事足りていた事を考え、発想を変え、薄手のものにしてみます。洗濯量が減り、乾きも早く、畳んで重ねても場所をとりません。
キッチンで大きなスペースを占めている物は食器です。必要量は毎日の食事と、来客時にも対応できる量でしょう。食器は多ければ毎日の食事で使う食器の種類が増えるわけでもなく、少なければ良いものでもありません。毎日の食生活をきちんと支えられる量が必要です。新たに購入するときは、一器多様で使いまわせるか、高台が高くないか、定番メニューで使えるかを考えて選びましょう。
クローゼットは、おしゃれと維持管理のバランスが取れている事が大切です。クローゼットが一杯だったら、思い切って、今、着る衣類だけでクローゼットを構成してみましょう。適量になると、維持管理が簡単になり、いつでも気持ちよく着用できる状態になります。