我が家の和室は動線に注目しました。最近の傾向として、リビングを広く確保してその一角に和室を設けたり、リビングの延長線上に和室を設けるのが人気となっています。リビングと隣り合わせの和室を設けることで、和室を普段使いできる便利な空間として多目的に使用することができるのです。また通常はリビングと和室の間に設けた建具をオープンにしておけばリビングにより広さや開放感がプラスされます。
リビングと和室の間に建具を設けない家庭も少なくありません。このような和室を設ければ、子どもの遊ぶスペースとして、また昼寝のスペースとして活用できます。キッチンから和室にまで目が届くようにしておけば、家事の手を止めることなく子どもの様子を確認でき子育てしやすい家になります。
また和室で洗濯物をたたんだり、アイロンがけをする家庭も多いと思います。和室を家事を行うスペースとしても利用しやすくなります。建具で仕切って和室を個室とすることもでき、家に遊びに来た宿泊ルームとして利用させることもできるのです。しかし時にはリビングを見られたくないお客様が家に来ることもあります。このような場合、リビングに隣接した和室だと客間として利用しにくくなります。
そこで我が家は玄関から直接和室へ行けるように動線を得たのです。客間として利用する場合は、リビングとの境の建具で予め空間を区切っておけば、お客様にリビングを見られず和室へ案内できます。動線に工夫を凝らすことで和室をより様々な方法で活用できるのです。和室への動線にも注目してみて下さい。