多くの人が住宅の中で重視するのが、一階のLDKだと思います。家族が長時間過ごすLDKは住宅の要となるだけに重視するのも当然のことです。このLDKと同じくらい私は洗面室も重視するべきだと思います。これは私だけでなく、多くの女性がそう感じていると思います。
なぜなら洗面室は家族の使用頻度が非常に高く、また洗濯機を配置することから家事を行う場所だからです。生活動線を考える上でも、家事動線を考える上でも重要な洗面室は広さと間取りはしっかり考えましょう。洗面室の一般的な広さは1坪と言われています。しかし最近では1坪以上の広さに余裕のある洗面室を求める人が増えています。
広さに余裕を持たせることで、家族が2,3人並んで歯磨きをしたり、ヘアセットなどお出かけ前の身支度が行える洗面化粧台を設置することができます。朝の身支度でバタバタする時間帯は、洗面室が取り合いのような状態になることも少なくありません。それだけに同時に2,3人並んで身支度が行えれば、スムーズに朝の時間帯を過ごすことができます。またいろいろな用途で使用する洗面室には、収納しておきたいものも多いです。広さに余裕があることでこの収納スペースを充実させることができるのです。タオル類や洗剤などのストック品に加えて、下着や部屋着、パジャマなどまで収納できれば洗面室の使いやすさが高まります。
またどこに配置するかで洗面室の使い勝手は変わってきます。生活動線を考えるとリビングからの動線は短い方がいいですし、また玄関からの動線も短い方がいいです。家事動線を考えるとキッチンから近い場所がいいのです。どちらの動線にも配慮するには洗面室を回遊型にするのもいいと思います。洗面室の広さと配置はしっかり考え、暮らしやすい家にしましょう。