二世帯住宅もいいけど新築を大分で普通に建てて一緒に住むことも可能じゃないかと、かいろいろと考え始めた私。
こどもがうんと小さいわけではないので両親と一緒に住むメリットは「家賃」くらいのものではないかと思います。
けれど、これから年老いていく両親の面倒をいつか見なくてはならないのなら早いうちに孫と一緒に暮らすのもいいかもしれません。
それも親孝行になるのかな。なんて勝手な解釈です。
工務店の集客用のホームページを見ながら考えたりしています。
そうしている間にも幼馴染の新しい家がどんどん出来上がっていきました。
今のアパートは実家から近く、私はしょっちゅう帰ってきていますが泊まることはめったになく、せいぜい夕食を食べて家に帰るくらいでした。
それはやっぱり私の意地のようなものでもありました。
二世帯住宅にあこがれていたわけではありません。
ただ、新築の住宅にはとてもあこがれていました。
今の家は私が7歳のときに父が建てた家です。
新しい家が嬉しくて嬉しくて、初めて壁に傷をつけてしまったときにはどうしようと泣きそうになりながらうろたえた記憶があります。
そんな経験をこどもたちにもさせてあげたいなあなんて思ったりして。
でも、なかなか言い出せずにいたある日、母が「キッチンを取り替えようかと思うんだけどどう思う?」と相談してきました。
「キッチンがきれいになったらあんたたちが帰ってきても気持ちよく料理ができるんじゃないかと思って。二人とも女の子だから手伝いもしてくれるだろうし。」
母と私は若干方向性は違うけれど同じことを考えていたのでした。
いくつになっても親は親なんだなあ。
感謝でした。